【泣ける定番曲】パッヘルベルのカノン “カノン”ってなに?
3月に入り春の気配を感じる季節になりましたね。
早咲きの桜が満開のニュースも耳にし、私も先日思わず写真を撮りました!
3月4月は卒業式・入学式の季節でもあります。
式典のなかでよくBGMとして耳にする【パッヘルベルのカノン】
泣ける曲、感動する曲の定番クラシックかと思います。
この曲を聴くと学生時代を思い出す…という方も多いのではないでしょうか?
バイオリンを習い始めた方の憧れの曲でもあります✨
生徒さんからも「パッヘルベルのカノンが弾きたいです!」
と1番リクエストの多い曲です。
そこで今回は”カノン”についてお話したいと思います。
読み終えた頃には”カノン”が弾きたくなってしまうかも?!
カノンってなに?
実は”カノン”は曲名ではなく音楽の様式を表す音楽用語なのです。
日本語では「輪唱」と訳します。
みなさん、【カエルの歌】って知っていますよね?
「か〜え〜る〜の〜う〜た〜が〜」って
お友達とスタートをずらして歌って、つられないように一生懸命に歌った思い出ありませんか?
そう!これが”カノン”なのです!!!
”カノン”のポイントは同じメロディーを追いかけること。
【パッヘルベルのカノン】は3本のヴァイオリンが
2小節ずらしながら追いかけっこしています。
カノンを聴くと泣ける?その秘密を解明
【パッヘルベルのカノン】は3本のヴァイオリンでメロディーを奏でていますが
そこに伴奏の役割をしてるベース音が「レーラーシーファ#ーソーレーソーラー」という8音を28回繰り返しています。
ここに泣ける秘密があるのです!
この8音は「気持ちのいい和音(長調)→不安な印象の和音(短調)→解決する和音(長調)」
の機能を持つ音が順番に並べられています。
長調の中に短調があることで人々はこの曲に哀愁を感じるのだと思います。
この順番は”カノンコード”といい、クラシック音楽だけではなく
ポップスのヒット曲の多くも実は”カノンコード”を使っているのです。
ビートルズの【レットイットビー】はまさに”カノンコード”を使っている代表曲。
哀愁を感じる名曲…通じるものがありますよね。
式典でよく演奏される”カノン”そこには秘密があった!
卒業式・入学式のBGMの定番曲【パッヘルベルのカノン】
他にも結婚式などのお祝い事の場面でもよく使われます。
なぜ”カノン”が定番となったのでしょうか?
そこには”カノン”が輪唱であることが大きいと言えます。
輪唱をお友達と歌っていて「終われない〜〜!」となった経験ありませんか?
このように”カノン”には「永遠に続く」という意味も込められています。
「永遠」「調和」
こういった理由からお祝い事の定番曲として使われたり演奏されているのだと思います。
まとめ
【パッヘルベルのカノン】が泣ける曲、感動する曲の理由は”カノンコード”という
「気持ちのいい和音(長調)→不安な印象の和音(短調)→解決する和音(長調)」の機能を持つ音が
伴奏に使用されているから。
そして、卒業式・入学式の定番曲になったのは”カノン”には
「永遠に続く」という意味があるから。
みなさん、、、
【パッヘルベルのカノン】弾きたくなってきましたか?
私も3月に出演するステージで演奏します!
ぜひ”カノン”に隠された秘密を感じながら聴いたり演奏してみてくださいね。
楽譜は↓こちらの「ぷりんと楽譜」からダウンロードできます。
様々なレベル向けの楽譜がありますし、コンビニでも簡単にプリントできます。
私も生徒さん方もよく活用していておすすめです!
自分に合った楽譜探して演奏を楽しみましょう。
だけど、カノンが弾きたくても自分ではなかなか上達できなかったり、
練習が捗らなかったりしますよね・・・
ホームページにあるように出張レッスン、オンラインレッスンを行っています!
興味ありましたら以下より詳細をチェックしてみてくださいね☺️