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日頃のバイオリンレッスンで

もっと歌うように弾いてみましょう!

と言われた経験ありませんか?

【歌う】ってどう演奏すればいいの?

と分からなくて困ったことあると思います💦
この【歌う】というのは音楽表現の基本となります。
バイオリンの音色は人間の声に近い楽器です。
歌手が歌うように感情を込めて弾くことで演奏にも深みが増して、
より楽しく演奏できるでしょう🎻

そこで今回の記事では【歌う】を深掘り、練習方法も徹底解説していきます!

*もくじ*

【歌うように弾く】とは?

【歌うように弾く】という言葉をよく耳にしますよね。
レッスンで先生から言われることもしばしば😅
【歌う】とは単に音を出すだけでなくて感情を込めて、
まるで声で歌っているように表現すること🎶

私も生徒さんに「歌ってみましょう」とアドバイスすることがよくあります。
ですが、実際にはどのようにしたらいいか分からない🤷‍♀️と
多くの初心者の方は悩んでいるように感じます😌

レッスンでは、これから解説する“歌うための練習をする前に、
まずはメロディーを歌手になったつもりで歌ってみましょう!
と話しています。
恥ずかしがらずに少し大げさに🙂
そして歌ってみたイメージを思い浮かべながら演奏する。
正解・不正解はありません。気持ちのままで。
【歌う】への第一歩です✨

とはいえ、歌うって簡単ではありません。
具体的に解説していきます!

【歌う】ために心がけること

さて【歌う】演奏をするためには、弓の使い方などのテクニックだけでなく、
音楽への理解も大切なのです!
メロディーの流れや、強弱などの表現を意識しながら演奏してみると
感情を込めるということへの理解が深まってきます🎻

メロディーの流れとは、音楽の中でメロディーがどのように進んで、展開していくかを指します。
その進行やフレーズのつながりが、表現に大きな影響を与えます。

フレーズとは、一般的に4、8小節で分けられるメロディーのまとまりを指します。(2小節など短かったり、もっと長い場合もあります。)

下記の曲を例にフレーズを区切ってみます。
この曲は8小節のフレーズが連なっていますね!

新しいバイオリン教本2巻より

フレーズの中でどの音に向かって進んでいくのか、どんな感情を表現しているのかを考えながら弾くことが重要です。
参考にした曲の最初のフレーズをみてみると、4小節目のシの音に向かって進んでいます。コンマがあるのでわかりやすいですね😊

どんな感情で弾くか?
タイトルにもあるように、春をイメージした曲だと推測できますね🌸
(原曲のタイトルは、春への憧れ)
春の景色を思い浮かべて、優しい音色で演奏してみます。


メロディーの流れ、フレーズのまとまり、感情を感じながら演奏する。
【歌う】ために心がけるポイントなのです🙌

【歌うように弾く】ための練習方法

メロディーの流れ、フレーズのまとまりも大切ですが
【歌うように弾く】にはメロディーの流れに合わせて強弱をつけることが
1番のポイント✨いわゆる抑揚です。

この抑揚をどのようにつけるかが分かると、感情を込めて歌っているように演奏できます!

その練習方法は音符の玉を線で結ぶ!!
先ほどフレーズを区切った楽譜の音符の玉を線で結んでみます。

新しいバイオリン教本2巻より

メロディーが上行するときは、音楽が高揚感を持っているように(クレッシェンド)、下行する場面では落ち着くように(ディミヌエンド)。
〰️〰️に合わせて気持ちを乗せるように心がけて演奏してみましょう🎻
フレーズの終わりは文章の句読点をつけるイメージで!

〰️〰️の線のように音を紡ぐようにすると音が途切れ途切れにならず、
メロディーの流れもよりスムーズになります😊

抑揚を意識して演奏することで【歌うように弾く】ができるように!
楽譜に書かれている強弱記号や<、>だけでなくメロディーの上行、下行を意識して!

まとめ

今回は【歌う】ってなに?【歌うように弾く】ための練習方法を解説しました!
この練習方法は私のレッスンでは多く取り入れています。
それまで単調な演奏だった生徒さんたちが、みるみる表現豊かな演奏に成長する、効果的な練習方法です☺️
そして、音符の玉を線で結んで<、>をつけるとバイオリン演奏自体がより楽しく、音楽を感じながら演奏していることも実感できるので、
「楽しい!」「音が変わった!」「イメージがはっきりした!」と皆さん笑顔に🙆‍♀️

大人の生徒さんだけでなく、子供の生徒さんにとっても分かりやすいので
年代問わずに効果がある練習方法です✨

【歌うように弾く】ことにお悩みの方はぜひ実践してみてくださいね!

私のレッスンは基礎だけでなく、表現力指導にも評価をいただいています。
この記事を読んで、気になった方はぜひお問い合わせください。
レッスンの詳細はトップページの
Lessonよりご覧いただけます💁‍♀️

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